食品化学基礎実験
第4日 鉄の定量
目的
鉄(Fe)は赤血球の成分として酸素を運ぶ役割を担っている重要な元素である。鉄の欠乏は貧血を起こすので食事に必要な量が含まれている必要がある。鉄がそれぞれの食品中にどのぐらい含まれているのかを調べることは、栄養バランスのとれた献立を作成するのに役に立つ。本実験ではひじきを材料にして食品中に含まれる鉄の定量方法を学ぶことを目的としている。
試薬および材料と実験方法
-
鉄標準溶液 (0.01 mg/ml)
硫酸鉄(II)アンモニウム(モール塩)((NH4)2Fe(SO4)2・6H2O) (特級) 0.7021gを精評し、1%無鉄塩酸に溶解して100mlに定容する。
-
ひじき
- ひじき20gを100ml磁性るつぼに量りとり、電熱コンロ上で予備灰化した。
- 予備灰化後、さらにマッフル炉で500℃にて6時間灰化した。
実験結果
鉄標準溶液の吸光度を測定した結果を表1に示す。
表1 標準溶液の吸光度
| 標準溶液(μg) | 吸光度 (A510) |
| 0 | 0.005 |
| 50 | 0.079 |
| 100 | 0.146 |
| 150 | 0.223 |
考察
鉄イオンの発色に用いたオルトフェナントロリンの構造式を以下に示す。