NucleoSpin Plasmid Quick Pureを使ったプラスミド抽出
提供: 鈴木研Wiki
(版間での差分)
(→実験方法) |
|||
(1人の利用者による、間の2版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
====試薬==== | ====試薬==== | ||
---- | ---- | ||
− | *NucleoSpin | + | *NucleoSpin Plasmid QuickPure |
− | : | + | :A1(初めに使用する前に、RNase A (凍結乾燥品)のチューブに1 mlのBuffer A1を加えて完全に溶解し、溶解した溶液全量をBuffer A1のボトルに移す) |
− | : | + | :A2 |
− | : | + | :A3 |
− | * | + | :AQ(初めに使用する前に、Wash Buffer AQ(concentrate)に、4倍量のエタノール(96~100%)を添加する) |
+ | :AE | ||
+ | *大腸菌の培養液 | ||
+ | |||
====実験方法==== | ====実験方法==== | ||
---- | ---- | ||
− | :1. | + | :1. 培養液の集菌 |
− | + | ::培養液をマイクロチューブにデカンテーションで移す。 | |
− | :2. | + | ::11,000gで室温、30秒遠心する。 |
− | :: | + | ::上清をアスピレーターで除く。 |
− | :: | + | :2. 菌の溶解 |
− | + | ::ペレットにA1 250μlを加えボルテックスで完全に溶解する。 | |
− | :3. | + | ::A2 250μlを加え、チューブを6〜8回反転(ボルテックスはしない)。 |
− | ::11,000×g | + | ::室温で5分静置する(透明になるまででよい)。 |
− | :: | + | ::A3 300μlを加え、チューブを6〜8回反転(ボルテックスはしない) |
− | : | + | :3.ライセートの清澄化 |
− | + | ::11,000×g で室温、5分間遠心する。 | |
− | : | + | :4.カラムへの吸着 |
− | + | ::Collection Tubeにカラムをセットする。 | |
− | :5. | + | ::上清をカラムに加える。 |
− | :: | + | ::11,000×g で室温、1分間遠心する。 |
− | :: | + | ::ろ液を捨て、カラムを同じCollection Tubeにセットする。 |
− | ::11, | + | :5. メンブレンの洗浄 |
+ | ::AQ 450μlを加える。 | ||
+ | ::11,000×g で室温、3分間遠心する。 | ||
+ | :6.DNAの溶出 | ||
+ | ::カラムをマイクロチューブにセットする。 | ||
+ | ::AE 50μlを加え、室温で1分間インキュベートする。 | ||
+ | ::11,000×gで、1分間遠心する。 |
2019年1月21日 (月) 12:34時点における最新版
[編集] 試薬
- NucleoSpin Plasmid QuickPure
- A1(初めに使用する前に、RNase A (凍結乾燥品)のチューブに1 mlのBuffer A1を加えて完全に溶解し、溶解した溶液全量をBuffer A1のボトルに移す)
- A2
- A3
- AQ(初めに使用する前に、Wash Buffer AQ(concentrate)に、4倍量のエタノール(96~100%)を添加する)
- AE
- 大腸菌の培養液
[編集] 実験方法
- 1. 培養液の集菌
- 培養液をマイクロチューブにデカンテーションで移す。
- 11,000gで室温、30秒遠心する。
- 上清をアスピレーターで除く。
- 2. 菌の溶解
- ペレットにA1 250μlを加えボルテックスで完全に溶解する。
- A2 250μlを加え、チューブを6〜8回反転(ボルテックスはしない)。
- 室温で5分静置する(透明になるまででよい)。
- A3 300μlを加え、チューブを6〜8回反転(ボルテックスはしない)
- 3.ライセートの清澄化
- 11,000×g で室温、5分間遠心する。
- 4.カラムへの吸着
- Collection Tubeにカラムをセットする。
- 上清をカラムに加える。
- 11,000×g で室温、1分間遠心する。
- ろ液を捨て、カラムを同じCollection Tubeにセットする。
- 5. メンブレンの洗浄
- AQ 450μlを加える。
- 11,000×g で室温、3分間遠心する。
- 6.DNAの溶出
- カラムをマイクロチューブにセットする。
- AE 50μlを加え、室温で1分間インキュベートする。
- 11,000×gで、1分間遠心する。