NucleoSpin Gel and PCR Clean-upを使ったDNA精製

提供: 鈴木研Wiki
(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
24行: 24行:
 
:5. カラムをマイクロチューブにセットする。
 
:5. カラムをマイクロチューブにセットする。
 
::NE15〜30μlを加え、室温で1分インキュベートする。
 
::NE15〜30μlを加え、室温で1分インキュベートする。
::※溶出時に使うNEの量は、状況によって異なるので、実験前に先生に確認すること (たとえば...PCR産物50μl:30μl , PCR産物20μl:20μl。必ずこの量とは限らない)   
+
::※溶出時に使うNEの量は、次の操作などによって異なるので、実験前に先生に確認すること (たとえば...PCR産物50μl:30μl , PCR産物20μl:20μl。必ずこの量とは限らない)   
 
::11,000×gで、1分遠心する。
 
::11,000×gで、1分遠心する。
  
61行: 61行:
 
:9. カラムをマイクロチューブにセットする。
 
:9. カラムをマイクロチューブにセットする。
 
::NE15〜30μlを加え、室温で1分インキュベートする。
 
::NE15〜30μlを加え、室温で1分インキュベートする。
::(PCR産物50μl・・・30μl , PCR産物20μl・・・20μl)
+
::※溶出時に使うNEの量は、次の操作などによって異なるので、実験前に先生に確認すること (たとえば...PCR産物50μl:30μl , PCR産物20μl:20μl。必ずこの量とは限らない)
 
::11,000×gで、1分遠心する。
 
::11,000×gで、1分遠心する。

2019年12月19日 (木) 10:53時点における最新版

[編集] 試薬


  • NucleoSpin Gel and PCR Clean-up
NT1
NT3(初めに使用する前に、エタノールを加える)
NE
  • PCR産物

[編集] 実験方法(PCR産物の精製)


1. マイクロチューブにPCR産物とPCR産物の2倍量のNT1を加える。
2. カラムをCollection Tube(2ml)にセットし、1の溶液をカラムに添加する。
11,000×g で、30秒遠心する。
ろ液を捨て、同じCollection Tubeにカラムをセットする。
3. NT3 700μlをカラムに添加する。
11,000×g で、30秒遠心する。
ろ液を捨て、同じCollection Tubeにカラムをセットする。
  • このステップを2回行う。
4. カラムを11,000×gで、1分遠心しメンブレンを乾燥させる。
5. カラムをマイクロチューブにセットする。
NE15〜30μlを加え、室温で1分インキュベートする。
※溶出時に使うNEの量は、次の操作などによって異なるので、実験前に先生に確認すること (たとえば...PCR産物50μl:30μl , PCR産物20μl:20μl。必ずこの量とは限らない)
11,000×gで、1分遠心する。


[編集] 実験方法(電気泳動後のゲルから抽出する場合)

  • 電気泳動後のゲルからバンドを切り出して精製する場合は、以下の方法で行う

1. 精製したいDNA(PCR産物など)をアガロースゲルで電気泳動する
  • 泳動バッファーは使い回しではなく新しいものを使用
  • サンプルをウェルにアプライする時は、各サンプル間で1レーン以上間隔を開ける
  • 電気泳動中は、光が当たらないように箱"Dark電気泳der"を泳動層にかぶせておく
※GR Redを取り込んだDNAは光が当たると変異が生じやすいため
2. (電気泳動中にヒートブロックを50℃にセットしておく)
3. 泳動が終わったら、UV(短波長)を当てて確認しながら、バンド部分のアガロースゲルをカミソリで切り出してエッペンに回収する(@トランスイルミネーター)
4. 3で切り出したアガロースゲル100mg(≒100ul)に対して、NT1 200ulの割合になるようにNT1を加える
5. 50度で5-10分熱処理して、ゲルを溶解する(完全に融けるまで)

(これ以降は、上記の「PCR産物の精製」と同じ)

6. カラムをCollection Tube(2ml)にセットし、5の溶液をカラムに添加する。
11,000×g で、30秒遠心する。
ろ液を捨て、同じCollection Tubeにカラムをセットする。
7. NT3 700μlをカラムに添加する。
11,000×g で、30秒遠心する。
ろ液を捨て、同じCollection Tubeにカラムをセットする。
  • このステップを2回行う。
8. カラムを11,000×gで、1分遠心しメンブレンを乾燥させる。
9. カラムをマイクロチューブにセットする。
NE15〜30μlを加え、室温で1分インキュベートする。
※溶出時に使うNEの量は、次の操作などによって異なるので、実験前に先生に確認すること (たとえば...PCR産物50μl:30μl , PCR産物20μl:20μl。必ずこの量とは限らない)
11,000×gで、1分遠心する。
個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ツール