種とり

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(植物体の回収)
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:(5) バーミキュライト、ビニールポット、トレイを覆っていたビニール袋 等は、オートクレーブ袋に回収して廃棄(オートクレーブ)
 
:(5) バーミキュライト、ビニールポット、トレイを覆っていたビニール袋 等は、オートクレーブ袋に回収して廃棄(オートクレーブ)
 
:(6) アラコンの筒は、さや・花びらのカス等をブラシで掃除して、収納Box(栽培室内の棚の上)に片付ける。作業スペースはきれいに掃除しておく
 
:(6) アラコンの筒は、さや・花びらのカス等をブラシで掃除して、収納Box(栽培室内の棚の上)に片付ける。作業スペースはきれいに掃除しておく
:(7) トレイ、アラコンのカップ、串は実験室に持ち帰り、洗浄。ハイターを薄めた液に一晩浸して菌・種を死滅させた後に洗う
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:(7) トレイ、アラコンのカップ、串は実験室に持ち帰り(種などを栽培室外に落とさないように注意)、洗浄。ハイターを薄めた液に一晩浸して菌・種を死滅させた後に洗う
 
::*ハイター:100倍希釈くらい、トレイ1枚につきキャップ1杯分。アラコンのカップはバケツを使うと良い
 
::*ハイター:100倍希釈くらい、トレイ1枚につきキャップ1杯分。アラコンのカップはバケツを使うと良い
 
::*流しを占拠するため、トレイなどは長期間放置しないで早めに洗うこと!
 
::*流しを占拠するため、トレイなどは長期間放置しないで早めに洗うこと!

2020年3月26日 (木) 08:51時点における版

  • 種とりをする際には、基本的に「植物体を採取して紙袋に回収」してデシケータ内で1週間ほど乾燥させたのちに「種用の封筒に回収」する。
    • 十分に乾燥した植物から種をとる場合、紙袋に回収せずに直接「種用の封筒に回収」することも可
  • 種とりをする植物は事前に水やりをStopし、トレイ・土が乾燥した状態で行うと良い

植物体の回収


<必要なもの>

備考
(a) 種をとる植物 -
(b) 白い紙袋(植物体回収用)、クリップ等 学生机後ろの実験台の下(クリップ:学生机の棚)
(c) 植物用ハサミ 栽培室内 (使用後は、エタノールで拭いてから元に戻す)
(d) アラコン(筒)掃除用のブラシ 栽培室内
(e) ペン等 栽培室内 など
(f) オートクレーブ袋、新聞紙 廃棄物を回収するため。栽培室内 など
(g) ハイター、バケツ トレイの洗浄、菌・種の死滅用。実験室の流しの下

<手順>

(1) 必要な数の「白い紙袋」を用意する
  • 以降の作業は、栽培室内で行う。作業するスペースには新聞紙を敷いておく
(2) 植物の花茎の根元をハサミで切断し、植物(地上部)を丸ごと「白い紙袋」に回収する。回収後、種がこぼれないように袋の口は二重に折り曲げる。
  • 乾燥したさやは、触ると弾けて種が落ちてしまうので、要注意
  • 特にアグロ感染後は、最初に出来る種子ほど形質転換効率が高いので、確実に回収する
(3) 回収した紙袋に、回収した植物の情報を記入しておく
  • 鉢に貼ってあるラベルを紙袋に貼ると良い
(4) 植物体を回収した紙袋は、種用のデシケータ内に1週間ほど保存し、完全に乾燥させる
  • 紙袋はバラバラにならないように、クリップ等でまとめておく。氏名を忘れずに記入。
  • 紙袋のままだと嵩張って邪魔になるので、長期間放置しないで次の「種用の封筒への回収」を行う
  • 【後片付け】
(5) バーミキュライト、ビニールポット、トレイを覆っていたビニール袋 等は、オートクレーブ袋に回収して廃棄(オートクレーブ)
(6) アラコンの筒は、さや・花びらのカス等をブラシで掃除して、収納Box(栽培室内の棚の上)に片付ける。作業スペースはきれいに掃除しておく
(7) トレイ、アラコンのカップ、串は実験室に持ち帰り(種などを栽培室外に落とさないように注意)、洗浄。ハイターを薄めた液に一晩浸して菌・種を死滅させた後に洗う
  • ハイター:100倍希釈くらい、トレイ1枚につきキャップ1杯分。アラコンのカップはバケツを使うと良い
  • 流しを占拠するため、トレイなどは長期間放置しないで早めに洗うこと!
  • 排水口が詰まらないように、土を含む水は三角コーナーを介して捨てる

種用の封筒への回収


<必要なもの>

備考
(a) 紙袋に回収した植物 -
(b) 種用の封筒 種用のデシケータ内。ストックは、学生机後ろの実験台の下
(c) 種用の封筒を収納する紙箱 使用中のものはデシケータ内。新しい箱は器具棚の上(段ボール箱内)
(d) 種とり用の篩(ふるい) 学生机後ろの実験台の下
(e) 新聞紙、種とり用の紙(A4裏紙、カレンダー等) 実験台の上 など
(f) オートクレーブ袋 廃棄物を回収するため。

<手順>

(1) 必要な数の「種用の封筒」を用意し、封筒に必要な情報を記入
  • 「(形質転換体なら)導入遺伝子」「Col, drol1変異体, 等の区別」「種子の世代(T1等)」「個体の番号」「種とりした日」「氏名」。種とりした日と実験ノートは対応できるように
  • (例) "HD2Bg / drol1-1 T1 5 200323 丹羽" (この場合、2020年3/23のノートに種とりの情報が記載されていて対応できるようにする)
  • ラベルプリンター(P-touch)が便利 → P-touchの使用方法
  • 以降の作業をするスペースには新聞紙を敷いておく
(2) カレンダーを敷いたうえで、A4裏紙の上に回収した植物体を出す。(さやを指でつぶして中の種を出す)
(3) 「種とり用の篩(ふるい)」に通し、篩を通らなかったゴミを処分。篩に通った細かいゴミ(花びらのカス等)も"重量の差"を利用して種と分ける
(4) ゴミを取り除いた種を「種用の封筒」に回収する。回収した封筒は「紙箱」に収納して、種用デシケータで保存
  • 「種とり用の篩(ふるい)」や作業スペースの紙は、個体ごとにゴミ・種子を取り除いて、種が個体間で混じらないように気を付ける!
(5) ゴミはオートクレーブ袋に回収して、廃棄(オートクレーブ)。作業スペースはきれいに掃除しておく
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