NucleoSpin RNA Plantを使ったRNA抽出

提供: 鈴木研Wiki
(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(ページの作成:「__NOTOC__ == 試薬 == * Wash Buffer RA3に12.5 ml エタノールを入れる * rDNaseに水550 µlを加える。その後は-20℃で保存 == 手順 == # 100 mgま...」)
 
1行: 1行:
 
__NOTOC__
 
__NOTOC__
  
== 試薬 ==
+
= 試薬 =
 
* Wash Buffer RA3に12.5 ml エタノールを入れる
 
* Wash Buffer RA3に12.5 ml エタノールを入れる
 
* rDNaseに水550 µlを加える。その後は-20℃で保存
 
* rDNaseに水550 µlを加える。その後は-20℃で保存
  
== 手順 ==
+
= 手順 =
 
# 100 mgまでのサンプルを乳鉢にいれ、液体窒素で凍結する。乳棒を使ってすり潰す。
 
# 100 mgまでのサンプルを乳鉢にいれ、液体窒素で凍結する。乳棒を使ってすり潰す。
 
# RA1を350 µl加える。βメルカプトエタノールを3.5 µl加える。乳棒でよく混ぜる。
 
# RA1を350 µl加える。βメルカプトエタノールを3.5 µl加える。乳棒でよく混ぜる。

2017年4月3日 (月) 10:09時点における版


試薬

  • Wash Buffer RA3に12.5 ml エタノールを入れる
  • rDNaseに水550 µlを加える。その後は-20℃で保存

手順

  1. 100 mgまでのサンプルを乳鉢にいれ、液体窒素で凍結する。乳棒を使ってすり潰す。
  2. RA1を350 µl加える。βメルカプトエタノールを3.5 µl加える。乳棒でよく混ぜる。
  3. すり潰したサンプルをNucleoSpin Filter (紫色)に移し、11,000 gで1分間遠心する。上清を新しい1.5 mlチューブに移す。
  4. 70%エタノールを350 µl加え、よく混ぜる。
  5. サンプルをNucleoSpin RNA Plant Column (水色)に移し、11,000 gで30秒間遠心する。下のチューブを捨て、新しいCollection Tubeにカラムを移す。
  6. MDBを350 µl加え、11,000 gで1分間遠心する。次のDNaseによる反応を効率よく行うために、カラムの底のメンブレンが乾くようにする。
  7. rDNase 10 µlとReaction Buffer for rDNase 90 µlを混ぜ、カラムに加える。室温で15分間保温。
  8. RAWを200 µlカラムにいれる。11,000 gで30秒間遠心する。新しいCollection Tubeに移す。
  9. RA3を600 µlカラムに入れる。11,000 gで30秒間遠心する。液を捨てる。
  10. RA3を250 µlカラムに入れる。11,000 gで2分間遠心する。新しい1.5 mlチューブにに移す。
  11. RNase-free H2Oを60 µlカラムに入れ、11,000 gで1分間遠心する。
  12. RNAは-80℃で保存する。
個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ツール