インバースPCR

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(途中:後は植菌して、プラスミド抽出して終わり)
 
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== 作成手順 ==
 
== 作成手順 ==
 
# インバースPCRをした産物 2μlと、DNA Ligation Kit 2μlを混合する。
 
# インバースPCRをした産物 2μlと、DNA Ligation Kit 2μlを混合する。
# 16℃で 30分保温する。
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# 16℃で 30分保温しセルフライゲーションをする。
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# DH5αを氷上で解凍する。
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# セルフライゲーションした産物にDH5αを 50μl加えて 30分氷上で保温する。
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# 42℃で 45秒保温し、すぐ氷上に戻す。
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# SOCを 1ml加え、37℃で 1h培養する。
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# 抗生物質入りの培地にプレーティングして、37℃ 1日暗所で培養する。
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= 途中:後は植菌して、プラスミド抽出して終わり =
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[NucleoSpin Plasmid Quick Pureを使ったプラスミド抽出[http://thaliana.myhome.cx/labowiki/index.php/NucleoSpin_Plasmid_Quick_Pure%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%9F%E3%83%89%E6%8A%BD%E5%87%BA]]

2019年12月3日 (火) 20:45時点における最新版

目次

[編集] プライマーのリン酸化

[編集] 試薬

  • リン酸化するプライマーS(50μM)
  • T4 PNK(Poly Nucleotide Kinase)
  • T4 DNA Ligase Buffer

[編集] 作成手順

  1. リン酸化するプライマー(S)を 2μl、T4 PNKを 1μl、T4 DNA Ligase Bufferを 2μl加え、H2Oで全量を20μlにする。
  2. それを 37℃で30分保温する。
  3. 次に 65℃で20分保温する。
  4. 最後に H2Oを 80μl加え、全量を 100μlにして、リン酸化済み 1μMのプライマーを作成する。
  5. -20℃で保存する。

[編集] インバースPCR

[編集] 試薬

  • KOD Plus
  • KOD Buffer
  • 2mM dNTP
  • 25mM MgSO4
  • リン酸化済みプライマーS(1μM)
  • リン酸化していないプライマーA(1μM)

[編集] PCR

  1. 1000希釈した鋳型DNAを 1μl、KOD Plusを 1μl、KOD Bufferを 5μl、2mM dNTPを 5μl、25mM MgSO4を 5μl、リン酸化済みプライマー(S)を 15μl、プライマー(A)を 15μl混合し、H2Oで全量を 50μlにする。
  2. PCRをする。(鋳型が pDONR201-HD2Cgの場合、((94℃ 2分)-(94℃ 15秒,58℃ 30秒,68℃ 4分)×25サイクル-(68℃ 7分))で実行する。)
  3. -20℃で保存する。

[編集] セルフライゲーションとDH5αを用いたプラスミド複製

[編集] 試薬

  • DNA Ligation Kit
  • DH5α
  • SOC
  • 適当な抗生物質入りの培地

[編集] 作成手順

  1. インバースPCRをした産物 2μlと、DNA Ligation Kit 2μlを混合する。
  2. 16℃で 30分保温しセルフライゲーションをする。
  3. DH5αを氷上で解凍する。
  4. セルフライゲーションした産物にDH5αを 50μl加えて 30分氷上で保温する。
  5. 42℃で 45秒保温し、すぐ氷上に戻す。
  6. SOCを 1ml加え、37℃で 1h培養する。
  7. 抗生物質入りの培地にプレーティングして、37℃ 1日暗所で培養する。

[編集] 途中:後は植菌して、プラスミド抽出して終わり

[NucleoSpin Plasmid Quick Pureを使ったプラスミド抽出[1]]

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