栽培室での植物の育成(土植え、生育)

提供: 鈴木研Wiki
(版間での差分)
移動: 案内, 検索
3行: 3行:
  
 
===土植え===
 
===土植え===
 +
----
 
==== 使うもの ====
 
==== 使うもの ====
----
 
* プレート上の植物
 
* 植物用トレイ
 
* ビニールポット
 
* ラベル
 
* 鉢底ネット
 
* バーミキュライト
 
* 水やり用ビーカー
 
* 液体肥料(ペンタガーデン)
 
 
 
:{| class="wikitable"
 
:{| class="wikitable"
 
|-
 
|-
!!! アグロ感染用  !! それ以外 !! 備考
+
!!! アグロ感染用  !! それ以外(観察・種とり等) !! 備考
 
|-
 
|-
| プレート上の植物 || | - || | - || | -
+
| (a) プレート上の植物 || | - || | - || | -
 
|-
 
|-
| ビニールポット|| |9cmポット || | 6cmポット || | 学生机後ろの実験台の下
+
| (b) ビニールポット|| |9cmポット || | 6cmポット || | 学生机後ろの実験台の下
 
|-
 
|-
| ラベル || | タイムテープに記入|| | P-touchで入力 || | タイムテープ:実験台の棚
+
| (c) 鉢へのラベル || | タイムテープに記入|| | P-touchで入力 || | タイムテープ:実験台の棚(種類ごとに色分けするとわかりやすい)
 
|-
 
|-
| 鉢底ネット || | - || | - || | 栽培室の前室(入口近くの棚)
+
| (d) 植物用トレイ || | - || | - || | 栽培室の前室(入口近くの棚)or 実験室(学生机後ろの実験台の下etc)
 
|-
 
|-
| バーミキュライト || | マグァンプ入り || | マグァンプが入っていないもの || | 栽培室の前室(奥の棚)
+
| (e) トレイへのラベル || | - || | - || | 野菜テープに記入@栽培室内、実験台の棚 。※自分の名前、(播種日)土植えした日、(植物の種類)を記入
 
|-
 
|-
| 水やり用ビーカー || | - || | - || | 栽培室内の水道の横
+
| (f) 鉢底ネット || | - || | - || | 栽培室の前室(入口近くの棚。白い缶)
 
|-
 
|-
| 液体肥料(ペンタガーデン) || | - || | - || | 栽培室内の水道の横
+
| (g) バーミキュライト || | マグァンプ入り || | マグァンプが入っていないもの || | 栽培室の前室(奥の棚)
 +
|-
 +
| (h) 水やり用ビーカー、液体肥料(ペンタガーデン) || | - || | - || | 栽培室内の水道の横
 +
|-
 +
| (i) ピンセット、水入れ用のバット  || | - || | - || | ピンセット:栽培室内、水入れ用のバット:栽培室の前室(入口近くの棚)
 
|-
 
|-
 
|}
 
|}
  
 
+
==== 手順 ====
 
+
:(1) 土植えに必要な数の「(b)ビニールポット」を用意し、「(c)ラベル」を付ける
 
+
::*[アグロ感染用]1鉢に4個体(2~5個体)@9cmポット、 [それ以外]1鉢に1個体@6cmポット
==== 実験方法 ====
+
:(2) 「(d)植物用トレイ」に(1)のポットを並べ、「(f)鉢底ネット」を敷く
----
+
:(3) (2)のポットに「(g)バーミキュライト」を入れる。(マグァンプの有無を間違えない。上の表を参照)
''''' ※種子は形質転換体のため実験台や床に落ちないように、A4の用紙の上に紙を置き、その上で作業すること '''''
+
:(4) バーミキュライトに吸水させる
 
+
::*「(h)水やり用ビーカー」を使う。水3Lに対して、「(h)液体肥料(ペンタガーデン)」を1push(1ml)入れる
 
+
::*全てのポットに行き渡るまでトレイに水を張った後に、各々のポットの上から土全体に行き渡るまで水をかける
: 1. 種を数え、マイクロチューブに入れる。
+
 
+
: 2. 5% ブリーチ液を1ml加え、30秒間ボルテックス。
+
 
+
: 3. 10分間放置。20分を超えないように注意。   
+
 
+
 
+
 
+
 
+
 
+
'''''<span style="color:red">ここからはクリーンベンチ内で操作すること</span>'''''
+
 
+
'''''<span style="color:red">※クリーンベンチ内に物を入れる場合は、必ず全てを70%エタノールで滅菌してから入れること<span style="color:red"> '''''
+
 
+
 
+
: 4. クリーンベンチ内で静置し、上清をビーカーに捨てる
+
 
+
: 5. 1ml滅菌水で5回洗う。
+
 
+
:: 水を加え静置。種が沈んだら上清を捨てる。
+
 
+
: 6. 上清をできる限り取り除き、等量の1% Agarを加え、懸濁する。
+
 
+
: 7. 種を吸い上げ、チップを外す。
+
 
+
::'''''<span style="color:red">※ピペットを水平にして、種が流れないように注意</span>'''''
+
 
+
: 8. チップを持ち、一粒ずつ種を播く。
+
 
+
: 9. サージカルテープを巻き、プレートに日付、名前を書き、アルミホイルで覆う。
+
:: アルミホイルにも日付、名前を書く
+
 
+
 
+
:10. 4℃に2日程置いたら(春化処理)、グロースチャンバー(22℃)へ移す。
+

2020年3月16日 (月) 16:21時点における版

  • プレート上で約2週間生育させた植物は、土植えにして栽培室で生育させる。
  • 鈴木研が使える栽培室は、「3階」「7階」の2か所。ここでは3階の栽培室を例に説明する(7階に関する特記事項は末尾を参照)

土植え


使うもの

アグロ感染用 それ以外(観察・種とり等) 備考
(a) プレート上の植物 - - -
(b) ビニールポット 9cmポット 6cmポット 学生机後ろの実験台の下
(c) 鉢へのラベル タイムテープに記入 P-touchで入力 タイムテープ:実験台の棚(種類ごとに色分けするとわかりやすい)
(d) 植物用トレイ - - 栽培室の前室(入口近くの棚)or 実験室(学生机後ろの実験台の下etc)
(e) トレイへのラベル - - 野菜テープに記入@栽培室内、実験台の棚 。※自分の名前、(播種日)土植えした日、(植物の種類)を記入
(f) 鉢底ネット - - 栽培室の前室(入口近くの棚。白い缶)
(g) バーミキュライト マグァンプ入り マグァンプが入っていないもの 栽培室の前室(奥の棚)
(h) 水やり用ビーカー、液体肥料(ペンタガーデン) - - 栽培室内の水道の横
(i) ピンセット、水入れ用のバット - - ピンセット:栽培室内、水入れ用のバット:栽培室の前室(入口近くの棚)

手順

(1) 土植えに必要な数の「(b)ビニールポット」を用意し、「(c)ラベル」を付ける
  • [アグロ感染用]1鉢に4個体(2~5個体)@9cmポット、 [それ以外]1鉢に1個体@6cmポット
(2) 「(d)植物用トレイ」に(1)のポットを並べ、「(f)鉢底ネット」を敷く
(3) (2)のポットに「(g)バーミキュライト」を入れる。(マグァンプの有無を間違えない。上の表を参照)
(4) バーミキュライトに吸水させる
  • 「(h)水やり用ビーカー」を使う。水3Lに対して、「(h)液体肥料(ペンタガーデン)」を1push(1ml)入れる
  • 全てのポットに行き渡るまでトレイに水を張った後に、各々のポットの上から土全体に行き渡るまで水をかける
個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ツール