NEBNext Ultra II RNA Library Prep Kit

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(ポリA精製)
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=== 末端形成 ===
 
=== 末端形成 ===
 
# NEBNext Ultra II End Prep Reaction Buffer (10x) 7 µl、NEBNext Ultra II End Prep Enzyme Mix 3 µlを加える。''試薬は緑の印''
 
# NEBNext Ultra II End Prep Reaction Buffer (10x) 7 µl、NEBNext Ultra II End Prep Enzyme Mix 3 µlを加える。''試薬は緑の印''
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## * 補足:End Prep Enzyme Mix はキットの中で減りが速い、粘性が高いため、ピペットの目盛りを2 µlに合わせて吸う(と3 µl相当分が取れる)
 
# 20℃で30分間、65℃で30分間、保温する。
 
# 20℃で30分間、65℃で30分間、保温する。
  
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# 20℃で15分間保温する。
 
# 20℃で15分間保温する。
 
# USER Enzyme 3 µlを加える。
 
# USER Enzyme 3 µlを加える。
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## * 補足:End Prep Enzyme Mix 同様に粘性が高いため、ピペットの目盛りを2.5 µlに合わせて吸う
 
# 37℃で15分間保温する。
 
# 37℃で15分間保温する。
 
# AMPure XP 100 µl (等量)を加え、精製する。16 µl RSBを加え、15 µl 回収する。
 
# AMPure XP 100 µl (等量)を加え、精製する。16 µl RSBを加え、15 µl 回収する。
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## * 訂正:AMPure XP は、87 µl (0.9x)
  
 
=== PCR (約1.5時間) ===
 
=== PCR (約1.5時間) ===

2024年1月16日 (火) 16:35時点における版

目次

ポリA精製

  1. 10 ng - 1 µgのRNAを50µlにする
  2. NEBNext Oligo d(T)25 beads 20µl x サンプル数をエッペンに分注する。
  3. RNA Binding Buffer (2x) 100 µl x サンプル数を加え、ビーズを洗う。遠心して、ビーズを沈殿させ、磁性体スタンドに置く。上清を捨てビーズを回収する。2回行う。
  4. RNA Binding Buffer (2x) 50 µl x サンプル数を加え、懸濁する。
  5. 懸濁したビーズ50µlをRNAに加える。
  6. 65℃で5分間保温する。その後氷につけて冷やす。
  7. ビーズを懸濁しながら室温で5分間保温する。
  8. 遠心後、磁性体スタンドに置き、上清を捨てる。
  9. Wash Buffer 200µlを加え、懸濁する。スタンドに置いて上清を捨てる。2回行う。
  10. Tris Buffer 50µlを加え、懸濁する。
  11. 80℃で2分保温する。その後氷につけて冷やす。
  12. RNA Binding Buffer (2x) 50µlを加え、懸濁する。懸濁しながら室温で5分間温める。
  13. 遠心後、磁性体スタンドに置き、上清を捨てる。
  14. Wash Buffer 200µlを加え、懸濁する。スタンドに置いて上清を捨てる。
  15. First Strand Synthesis Reaction Buffer (5X) 8 µl、NEBNext Random Primers 2 µlを加える。試薬はピンクの印
    1. * 訂正:「H2O 10 µl、First Strand Synthesis Reaction Buffer (5X) 8 µl、NEBNext Random Primers 2 µl」x (サンプル数分) のmixを作製し、そのうちの10µlを加える。
  16. 94℃で10分間保温する。氷につけて室温に戻す。
  17. 遠心後、磁性体スタンドに置き、上清を新しいチューブに回収する。

cDNA合成

  1. NEBNext First Strand Synthesis Enzyme Mix 2 µl、水 8 µlを加える。試薬はピンクの印
  2. 25℃で10分、42℃で15分、70℃で15分保温する。
  3. NEBNext Second Strand Synthesis Reaction Buffer (10x) 8 µl、NEBNext Second Strand Synthesis Enzyme Mix 4 µl、水 48 µlを加える。試薬はオレンジの印
  4. 16℃で1時間保温する。

DNA精製

  1. AMPure XP 144 µl (1.8倍量)を加えて、よく撹拌して、5分間室温で放置する。
  2. 遠心後、磁性体スタンドに置き、上清を捨てる。
  3. 200 µl 80%エタノールを加え、30秒後、上清を捨てる。スタンドから外して混ぜたりする必要はない。2回行う。
  4. 遠心して上清を捨てたあと、5分間乾燥させる。
  5. 50.5 µl RSB (TruSeqのキットに付属)を加え、懸濁する。2分室温で放置する。
  6. 上清 50 µl を回収する。ここで止められる(-20℃)。

末端形成

  1. NEBNext Ultra II End Prep Reaction Buffer (10x) 7 µl、NEBNext Ultra II End Prep Enzyme Mix 3 µlを加える。試薬は緑の印
    1. * 補足:End Prep Enzyme Mix はキットの中で減りが速い、粘性が高いため、ピペットの目盛りを2 µlに合わせて吸う(と3 µl相当分が取れる)
  2. 20℃で30分間、65℃で30分間、保温する。

アダプター結合

  1. NEBNext AdaptorをAdapter Dilution Bufferで5倍に希釈する。最初のRNAが250ng未満のときはさらに5倍希釈する。100ng未満のときはさらに4倍希釈する。
  2. 希釈したAdaptor 2.5 µl、NEBNext Ligation Enhancer 1 µl、NEBNext Ultra II Ligation Master Mix 30 µlを加える。試薬は赤の印
  3. 20℃で15分間保温する。
  4. USER Enzyme 3 µlを加える。
    1. * 補足:End Prep Enzyme Mix 同様に粘性が高いため、ピペットの目盛りを2.5 µlに合わせて吸う
  5. 37℃で15分間保温する。
  6. AMPure XP 100 µl (等量)を加え、精製する。16 µl RSBを加え、15 µl 回収する。
    1. * 訂正:AMPure XP は、87 µl (0.9x)

PCR (約1.5時間)

  1. Index Primer 5 µl、Universal PCR Primer 5 µl 、NEBNext Ultra II Q5 Master Mix 25 µlを加える。
  2. 98℃で30秒、(98℃で10秒、65℃で75秒) x 8 cycle、65℃で5分、のPCRを行う。RNAが100ngのときはサイクル数を12に、10ngのときは15にする。
  3. AMPure XP 45 µl (0.9倍量)を加え、精製する。23 µl RSBを加え、21 µl 回収する。ここで止められる(-20℃)。
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