イネ種子からのDNA抽出方法(~2015/8/23)

提供: 鈴木研Wiki
2016年1月17日 (日) 15:25時点における180.21.161.38 (トーク)による版

移動: 案内, 検索

イネ種子からDNA抽出し、精製する(~2015/6/16)

用いる器具、試薬


  • 米 1粒
  • PL1(buffer) 400ml
  • RNaseA(RNA分解酵素) 10μ
  • PC 450μl
  • PW1 400μl
  • PW2 900μl
  • PE 100μl
  • メタルコーン 1個
  • 2mlサンプルチューブ 1個
  • フィルター2種() 各1個
  • フィルター用チューブ 2個
  • エッペン管 1個

実験方法


1. 米とメタルコーンを2mlサンプルチューブに入れ、破砕機(2000rpm・30秒×2回)で砕く。
2. 異なるチューブに1.の上澄みと、
  • PL1(buffer) 400ml
  • RNaseA(RNA分解酵素) 10μl
以上の2つを入れて、ヒートブロック(65℃・10分)で熱処理する。


3. 軽く遠心した後、紫のフィルターに入れ、遠心(11000xg・2分)し、紫のフィルターは破棄する。


4. ろ過したチューブに、
PC 450μl
を加えて、ピペッティングし、緑のフィルターに2回に分けて入れ、遠心(11000xg・1分)し、残った液は破棄する。


5. 緑のフィルターに、
PW1 400μl
を加えて、遠心(11000xg・1分)し、残った液は破棄する。


6. 緑のフィルターに、
PW2 700μl
を加えて、遠心(11000xg・1分)し、残った液は破棄する。


7. 緑のフィルターに、
PW2 200μl
を加えて、遠心(11000xg・2分)し、残った液は破棄する。


8. 緑のフィルターを新しいエッペン管につけ、
  • PE 50μl
を加え、ヒートブロック(65℃・5分)で熱処理後、遠心(11000xg・1分)する。


9. もう一度 PE 50μl 加え、遠心(11000xg・1分)する。
この結果、フィルターで精製されたDNAがエッペン管に溶出する。緑のフィルターは破棄する。
個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ツール