NucleoSpin Plant IIを使ったDNA抽出
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2015年12月9日 (水) 14:52時点における157.110.120.101 (トーク)による版
抽出したDNAの精製、再抽出 (キット内のBufferのPL1を使う場合)
[編集] 器具、試薬
- NucleoSpin Plant II
- Buffer
- PL1
- PC
- PW1
- PW2
- PE
- NucleoSpin Filter(紫のリング)
- NucleoSpin Plant II Column(緑のリング)
- RNase A
- 遠心分離機
- ヒートブロック
[編集] 実験方法
- 1. 抽出したDNAに PL1 400μl を加えて混ぜ、
- さらに RNase A 10μl を加えて 65℃で10分間置く( 手袋着用、RNaseAの扱いに注意 )。
- 2. キットのチューブにフィルター(紫のリング)をセットして、フィルターに1を全量移し、
- 11000×gで2分遠心する。(ろ過)
- 3. フィルターを外し PC 450μl を加え混ぜる。(DNAをカラムに固定しやすい状態にする)
- 4.別のチューブにカラム(緑のリング)をセットして、カラムに3を移す(最大700μl、液量が多いため、数回に分ける)。
- 11000×gで1分遠心する。(カラムにDNAを固定)
- 5.落ちた液を捨て、4.のカラムに PW1 400μl を加える。
- 11000×gで1分遠心する。(洗浄1回目)
- 6.落ちた液を捨て、5.のカラムに PW2 700μl を加える。
- 11000×gで1分遠心する。(洗浄2回目)
- 7.落ちた液を捨て、6.のカラムに PW2 200μl を加える。
- 11000×gで2分遠心する。(洗浄3回目)
- 8.1.5mlチューブに7.のカラムをセットして、PE 50μl を加える。
- 65℃で5分間置き、11000×gで1分遠心する。(カラムからDNAを溶出)
- 9.もう一度カラムに PE 50μl を加えて、65℃で5分間置き、11000×gで1分遠心する。
- 計100μlのDNA液とする。
- (精製後のDNA濃度を別室の吸光度計ではかっておくとよい)
- 計100μlのDNA液とする。
- (10.カラムは捨て、DNAは-20℃保存する。)