交配

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  • プレート上で約2週間生育させた植物は、土植えにして栽培室で生育させる。
  • 鈴木研が使える栽培室は、「3階」「7階」の2か所。ここでは3階の栽培室を例に説明する(7階に関する特記事項は末尾を参照)
  • 栽培室や前室は、土植え・種とり作業後など汚した場合は必ず掃除すること


必要なもの一覧

備考 除雄 (1日目) 交配 (2日目) 種回収時
(a) 交配専用の精密ピンセット 先を曲げないように注意! - -
(b) 上記とは別の先細ピンセット - -


1日目 2日目 回収時 ・交配用ピンセット 先を曲げないように注意! 〇 ・上記とは別のピンセット 〇 〇 ・植物用ハサミ 〇 ・アクリル絵の具(目印用) 蛍光ピンク色等 〇 ・爪楊枝 絵具用、目印(旗)用 〇 〇 ・マスキングテープ (色分けして使用) 〇 ・ハサミ 〇 ・ペン 〇 〇 ・串、ペーパータイ 〇 ・1.5mlチューブ 〇 ・ノート、筆記用具 〇 〇 〇


手順 <1日目:雌しべ側に使う花の雄しべ等の除去(除雄)> 1) 雌しべ側に使う花の蕾を選ぶ。以降の作業をしやすい「大きめの蕾」を選ぶ 2) 対象の蕾の近辺にある邪魔なさや、花を取り除く 3) 「交配用ピンセット」を用いて、ガク片、花弁、雄しべを取り除く(雌しべを傷つけないように注意) 4) 除雄できたら、目印のアクリル絵の具をつける(爪楊枝の先端に絵具を少量付けて、花柄の片側に付ける) 5) (花茎を1本ずつ串にペーパータイで固定)

<2日目:交配=受粉> 6) 除雄後の雌しべをチェック(ダメージが無いか、柱頭が受粉可能な状態になっているか) 7) 交配の組み合わせ(雌しべ-花粉)を決めて、花粉側に使う花(植物)が分かるように、雌しべ側に印をつける 爪楊枝にテープを貼り合わせて「旗」を作り、「花粉側の植物」「交配日」を記入し、雌しべ側の花茎(串)の根元に挿す。花の種類等でテープを色分けするとわかりやすい 8) 花粉側に使う花の基部をピンセット(交配用以外)で挟んで、摘み取る 9) 花を押し広げた状態にし、雄しべの先端の葯を雌しべ側の花の柱頭に接触させて花粉を付着させる

<交配後の処理> ・交配から3日後にはさやが伸び始める。さやが伸びれば受粉成功、伸びなければ受粉失敗。 ・受粉後のさやがついた花茎は適宜管理する(串への固定等。さやが他のものと接触しないように注意) ・交配からおよそ〇日後には、種が成熟しさやも茶色くなるので、その時期が来たら回収する。 ピンセット(交配用以外)で花柄をつまみ、ハサミで切り取り、1.5mlチューブに回収 (注意)この時期のさやは接触すると、さやが割れて種が散らばってしまうので要注意! チューブ(蓋)には、種の情報を記載しておく ・種を回収したチューブは、種用デシケーターで保管。その際、種を乾燥させるため、チューブの蓋は密閉しない プロワイプで栓をする

ノートの記入事項

・雌しべ側の花の個体情報 ・花粉側の花の個体情報 ・目印の情報(テープの色等) ・日付(除雄した日、交配日、結実のチェック、さやを回収した日)

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