アグロバクテリウムの形質転換
提供: 鈴木研Wiki
目次 |
試薬
- gentamicin 50mg/ml
- rifanpicin 100mg/ml (DMSO溶液)
- 1mM HEPES-KOH pH 7.0 500ml
- 10% グリセロール
アグロバクテリムの株
|C58C1 pM90|100mg/l rifanpicin, 50mg/ml gentamicin|
コンピテントセルの作成手順
- LB 5mlに適当な抗生物質を加え、形質転換するアグロバクテリウムを植菌する。30℃で30時間以上培養する。
- LB 200ml に適当な抗生物質を加え、100μl植菌する。30℃で14時間培養する。
- 6000rpm で5分間遠心し、沈殿を回収する。
- 培養液と等量の1mM HEPES-KOHを加え、懸濁する。
- 再び遠心し、沈殿を回収する。さらに2回HEPES-KOHで洗う。
- 沈澱と等量の10% グリセロールを加え、懸濁する。
- 50μlずつ分注し、-80℃で保存する。
形質転換
- コンピテントセルを氷上で溶かす。
- プラスミドDNAを加える。
- 2mm幅のキュベットを用い、2500Vでエレクトロポレーションを行う。
- 1ml SOCを加え、菌を回収する。
- 30℃で2時間培養する。
- 適当な抗生物質を含むLBプレートに50μlをプレーティングする。
- 30℃で2日間培養する。
注意
- アグロバクテリウムに接触した実験器具は全てオートクレーブ処理する。