ムラシゲ・スクーグ培地の作製
提供: 鈴木研Wiki
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− | カナマイシン | + | *抗生物質など、必要に応じていれるもの (オートクレーブ後に入れる) |
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:: を加える。 | :: を加える。 |
2019年8月26日 (月) 11:04時点における版
シロイヌナズナの育成のための培地作り
組成
ストック濃度 | 終濃度 | |
---|---|---|
MS塩 | 2× | 1/2× |
MES-KOH (pH 5.7) | 5 % | 0.05 % |
B5-Vitamin | 1000× | 1× |
Sucrose | 2 % | |
Gellan Gum | 0.3 % |
- MS塩:ムラシゲ・スクーグ培地用混合塩類
- 2×MS塩:MS塩1袋(1L用)を500mlの水に溶かしたもの
- 1000×:1000×B5-Vitamin/100ml
- 抗生物質など、必要に応じていれるもの (オートクレーブ後に入れる)
ストック濃度 | 終濃度 | |
---|---|---|
カナマイシン | 50 mg/ml | 50 mg/L |
ハイグロマイシン | 20 mg/ml | 10 mg/L |
セフォタックス | 100 mg/ml | 100 mg/L |
ルシフェリン | 5 mM | 10 μM |
実験方法
- 1. メスシリンダーに
- 2×MS塩
- 5% MES-KOH (pH 5.7)
- Elix 水
- 2% Sucrose
- 1000×B5-Vitamin (-20℃)
- 以上の5つを入れて、スターラーにかける
- 2. Sucroceが溶けたら1Lにメスアップする
- 3. メデュウムビンに
- 0.3% Gellan Gum
- 2 のMS塩
- を入れ、メデュウムビンの蓋を少し緩め、オートクレーブ (121℃、15min)
ここからはクリーンベンチ内で操作すること
- 4. オートクレーブ後、スターラーで撹拌しながら冷まし、
- 必要に応じて、抗生物質など
- を加える。
- 5. 滅菌2号角シャーレに分注し、固まるまで放置。
- 固まったらビニール袋に入れ、培地の種類、作製日、作製者を書く
- ルシフェリン入りの培地はアルミホイルに包む
- 4℃で保管 (プレートは逆さにする)