シロイヌナズナの遺伝子型の判定
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! 判定する遺伝子型 !! プライマーの組み合せ !! アニーリング温度 !! 伸長時間 !! バンドの長さ !! 備考 | ! 判定する遺伝子型 !! プライマーの組み合せ !! アニーリング温度 !! 伸長時間 !! バンドの長さ !! 備考 | ||
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− | | '''drol1-1''' || width="150pt" |・At3g24730#143-F <br>・drol1-1_HindIII || 55℃ || 1 min でOK || (185 bp) || このPCR産物をさらに制限酵素 | + | | '''drol1-1''' || width="150pt" |・At3g24730#143-F <br>・drol1-1_HindIII || 55℃ || 1 min でOK || (185 bp) || このPCR産物をさらに制限酵素 Hind III で切って判別 <br> HindIII処理後、(WT)185 bp (drol1-1)152 + 33 bp ※方法は下記参照 |
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→ 37℃で1~2時間反応 | → 37℃で1~2時間反応 | ||
<br> MultiNAで泳動し、バンドの長さを判別 | <br> MultiNAで泳動し、バンドの長さを判別 | ||
− | + | ※Hind III処理後、(WT)185 bp (drol1-1)152 + 33 bp |
2020年4月3日 (金) 09:56時点における版
試薬
- 0.4M NaOH
- 0.1M Tris-HCl pH 6.8
DNA抽出 マルチビーズショッカー
- 葉を一枚切り取り、サンプル破砕用チューブに入れる
- ビーズを一粒入れる
- 40 µlの0.4M NaOHを入れる
- 2000rpmで5秒オン、2秒オフのサイクルを2回行う
- 遠心(フラッシュ)
- 200 µlの0.1M Tris-HClを加える
- よく混合し、遠心(フラッシュ)
- 上清を鋳型として用いる
PCR
反応液の組成
1サンプル | |
ExTaq | 0.1 µl |
10×ExTaq Buffer | 2 µl |
2.5mM dNTP | 1.6 µl |
プライマー | 終濃度0.2 µM |
プライマー | 終濃度0.2 µM |
DNA | 1 µl |
滅菌水 | up to 20 µl |
合計 | 20 µl |
反応
- 95℃ 3分
- [95℃ 45秒、(アニーリング)55℃ 45秒、(伸長反応)72℃ 2分] のサイクルを35回
- 72℃ 5分 (→ 4℃ ∞)
<drol1変異体の判別方法>
判定する遺伝子型 | プライマーの組み合せ | アニーリング温度 | 伸長時間 | バンドの長さ | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
drol1-1 | ・At3g24730#143-F ・drol1-1_HindIII |
55℃ | 1 min でOK | (185 bp) | このPCR産物をさらに制限酵素 Hind III で切って判別 HindIII処理後、(WT)185 bp (drol1-1)152 + 33 bp ※方法は下記参照 |
drol1-2 | 「genome,WT」 ・At3g24730#143-F ・anti6_At3724730 「T-DNA」 ・At3g24730#143-F ・LBb1.3 |
55℃ | 2 min | XX bp | 各個体について、「genome,WT」「T-DNA」の2種類のPCRを行った結果を合わせて判断。 このプライマーでは、プライマー3本(At3g24730#143-F, anti6_At3724730, LBb1.3)を混ぜたPCRでは判別できない |
<drol1-1変異体の判別(HindIII処理)>
1サンプル | |
滅菌水 | 11.2 µl |
10xH Buffer | 1.5 µl |
HindIII | 0.3 µl |
PCR産物(上記参照) | 2 µl |
合計 | 15 µl |
→ 37℃で1~2時間反応
MultiNAで泳動し、バンドの長さを判別
※Hind III処理後、(WT)185 bp (drol1-1)152 + 33 bp