各種試薬の作製方法(覚え書き)
提供: 鈴木研Wiki
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2024年1月19日 (金) 11:00時点における版
目次 |
SOC培地 もどき (LB培地+20mMグルコース)
大腸菌等の形質転換時に使うSOC培地は、以下のもので代用
- 液体LB培地を作製 (LB broth:2g/100ml @200mlビーカー)→ オートクレーブ
- (クリーンベンチにて) 2M グルコース溶液(オートクレーブ済み) を1ml(1/100量)添加 ※終濃度:20mM
- 1.5mlチューブに1mlずつ分注 (100本できる)
- 分注には、分注器+コンビチップを使うと便利
- 1.5mlチューブ100本≒大コーヒー瓶1本分 → ユニパックG-4・1袋に回収
種子滅菌液
(5%ブリーチ液): 次亜塩素酸ナトリウム 5ml、10% Triton 200μl / 100ml
MES-KOH (5%, pH5.7)
MES 10g / 200ml で作製
- MES 10gを量り取って、適量の水(150ml程度)で溶解
- MESが溶解したら、1M KOHでpH5.7に合わせる
- 200mlまでメスアップし、この段階で再びpHを調節する
- pH調整で添加する1M KOHは13~16ml程度と量が多いので、最初の溶解時には、この分を考慮する
- メスアップするとpHが変動する(下がる)ため、最終容量でのpH調整が必須。(この時は最初よりpHが変動しやすいので注意)
1000x B5ビタミン
以下の組成で作製。1.5mlチューブに1mlずつ分注して-20℃保存 (分注には、分注器を使用)
100 ml | 40 ml | |
ニコチン酸 | 100 mg | 40 mg |
チアミンHCl | 1 g | 400 mg |
ピリドキシンHCl | 100 mg | 40 mg |
myo-イノシトール | 10 g | 4 g |
バスタ(グルホシネート)
形質転換後の植物の選抜に使う抗生物質の一種
- | グルホシネート濃度 | 場所 | 備考 |
原液 | 18.5% | 試薬棚に保存(50mlチューブに入っている) | |
ストック溶液 | 1% | -20℃の抗生物質ケース。 | 原液を18.5倍希釈して、フィルター滅菌 |
- 培地には、ストック溶液を1/1000量入れる(終濃度:0.001%)
50 x TAE
※現在は、50xTAEを購入しているのでこの方法では作製していないが、記録として記載
試薬 | 分量 |
Tris | 242 g |
酢酸 | 57.1 ml |
EDTA・2Na | 18.6 g |
以上のものを混ぜて、1Lにメスアップする。